九十九里のド真ん中、ニラ(浜ニラ)で直球勝負を挑む「櫻田農園」さんをご紹介!

九十九里のド真ん中、ニラ(浜ニラ)で直球勝負を挑む「櫻田農園」さんをご紹介!

九十九里平野・・・遠い昔、習った記憶があります。
九十九里浜まで約2kmの平坦地に位置する山武市は五木田。
そう!! 訪れた地の風景には、昔、聞いた「九十九里平野」そのもののイメージが存在していました。


山武市は、千葉県の東部、九十九里平野のほぼ中央に位置し、東京から60kmの所にあります。
ここは、県内でも有数のネギの産地となっており、ニラ栽培も、市内の一部地域で盛んに行われています。

5月中旬・・・田植えの始まりを告げる”田植え機”とすれ違いながら、田んぼ道を車ですりぬけていくと、ハウスがたくさん見えてきました。
大きな家、大きな小屋、そして、車、機械がたくさん止めてあるところに到着。ここかな? と思い、車を降りると・・・やさしそうなお兄さん「隆さん」が、小屋から出てきて、ぺこり、ごあいさつ。待っていてくれたような段取りで、この地域のニラ栽培の歴史を話してくださいました。

以前は、露地栽培で、春から秋にかけて収穫する形で行われてきたそうですが、1980年代後半にハウスが普及すると、周年出荷が可能となり、生産量もあがり、高品質なニラも生産されるようになりました。
今では、ニラ組合としての評価が高まり、県内有数の産地となっています。

2002年から生産履歴を付与することで、より一層「安全」「安心」な証として、消費者に届ける活動に取り組まれています。

ニラは多年草で冬越しができるので、春から夏の生育がいい時期に葉だけを収穫し、冬は休眠させます。
一度植え付ければ2~3年収穫でき、株分けして植え替えれば、さらにまた収穫できるようになるそうです。
農家さんにとっては、お得感満載ですよね~。と内心思いながら聞いていました。

冬になると、地上はしおれますが、地下の根は越冬し、春には新しい葉を伸ばします。
春先から伸びる若い葉が20cmほどになったら、地上から2~3cmのところで刈り取り収穫をします。2~3週間後には再び葉が伸びてきますので、葉が20cmほどになるたびに収穫できます。

ほんと、お得ですよね~。

ただし、ニラは暑さに弱く、真夏は株が弱るため、収穫は控えるそうです。
この期間は、意外と忙しくないのだとか!?

お得? えっ、どっち? あっ、余裕!?

「ところで、櫻田農園のハウスは、どの程度あるのですか?」
 恐る恐る聞いてみました。

すると・・・

「えっ、ハウス・・・70棟程度・・・って」
 もう、びっくりです。

休みを入れながら、一日の収穫ハウス棟数を計画し、ちょうど全ハウス1周後に、ちょうどニラが収穫期となるハウス配分が絶妙な計画です。

実際、収穫、束ねる作業は、パートさんが行ってくれるそうです。
ニラは、ノウハウがあり、ハウスがあり、植えてしまえば、なんとなく楽そうな気がしてきました。
やはり、お得ですよね~。

ここで、ガッチリポーズ♪

”独身”だそうです。(`・∀・)ノ
↑2020年にめでたく結婚されました。おめでとうございます。

大きくて、太いニラです!
見るからに美味しそう。
九十九里に近く、潮風とミネラルをいっぱい吸った”浜ニラ”として、ブランド化を進めていくそうです。

これは、こっそり教えてもらったのですが、(書いてよいのだろうか?)夏は、空洞になっているニラを作っているそうです。

この品種は、夏に花が咲かないので、穂がなく、パートさんたちが作りやすいとのこと。
時間を短縮できて、夏間をしのぐだけの品種だそうです。
実がなく、美味しくないとおっしゃっていました。

ちょっと疑問に思いましたが、この簡単栽培夏ニラの新しい美味しいレシピがあれば、町興しが出来るかもしれませんね。
レシピ募集中です。

奥様考案の、夏を乗り切る「ニラカレー」や「ニラダレ」が絶品との噂。
イベントも開催していくようなので、機会があれば、参加したいです。

収穫は、根本から切り取り、100グラムにします。
1株、200グラム程度なので、1株から2束を収穫できます。

そして、任意組合として取り組んでいるので、出荷先は自由だそうです。
主に、各青果市場向けで、頼まれた場合は、ラーメン屋さんなどにも出荷しています。

ちょうどインタビュー中に、お父様がいらっしゃいました。
「恋する農園トミーファーム」体験農園の話をしたところ、12月中旬~3月末頃まで空くハウスがたくさんあるので使ってよいとのことでしたよ~。あたりまえですが、収穫をちゃんと行うことが条件です。
「とうもろこし」「トマト」など、ハウスなので、冬場は無農薬で育てられます。
いかがでしょう?
一緒に企画していただける方、募集します。

ハウスの横にそら豆がなっていました。
家で食べるだけなので少しだけとおっしゃっていましたが、何人家族なのでしょうね?
普通の家族なら当分食べられる量です。
少しいただいたら、あまーい。
無農薬ですって。

機械がたくさんありました。
うまく説明できませんので、見にくい写真をUPしてしまいました。
さらっと流してください。
しかし、最近のトラクターは、インパネがすごい。
車と同等で、エアコン付きも出ているようです。

さて、「隆さん」の趣味は、野球、サッカー観戦。ご自身は、地元の消防団にも入り、地域防災活動を行っています。この地域は、2011年の被災地でもあり、防災意識は高いようです。

今後は、土地もあるし、ハウスの空もあるし、ニラ以外にも挑戦していきたいと話をしてくれました。
また、地域外、都会の方々を呼び込んでの農業体験、特産品による野外パーティなど通して地域を盛り上げたいそうです。

採れたてのニラは、本当に美味しいのです。
ニラの収穫体験と餃子作り、ビア畑なんて、一度、味わってみたいです。
チジミ、ニラ玉、レバニラ、餃子、もやしナムル、にらジャン、ニラみそ・・・
あー、考えただけで、喉渇いた~!?



そして、そして、全てが大きい、最後に立派な門を後にして・・・帰路へ

「恋する農園トミーファーム」ご参加いただき、ありがとうございました。

ニラ農家の櫻田農園さんが昼めし旅で紹介されました。 | 恋するイケメン農園(ゲーム)トミーファーム(らぶとみ)

https://love.tommy-farm.jp/news/20210211nira-sakurada/

【農家直伝!万能ニラだれの作り方】を紹介してくれました。 その他、ニラ(浜ニラ)を使ったカレーも紹介されました。


この記事のライター

恋する農園トミーファームは、本物の野菜がもらえるリアル連動野菜育成ゲームです。この野菜を栽培している農家さんをご紹介しています。

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