インドの世界遺産「タージ・マハル」の物語
■ インドの世界遺産「タージ・マハル」の物語
インドの世界遺産「タージ・マハル」の物語
ついに夢にまで見たタージ・マハルへ!
■ ついに夢にまで見たタージ・マハルへ!
ついに夢にまで見たタージ・マハルへ!
今日はインドで最も有名な世界遺産といっても過言ではない、
「タージ・マハル」霊廟についてご紹介します!!
中学校や高校の世界史授業で習った!という方も多いのでは?
それくらい、世界中で有名な世界遺産です。
この「タージ・マハル」建設の背景には
とある切ないラブストリーが存在しているのをご存知ですか?
「タージ・マハル」はインドの北部、アグラという街にあります。
16世紀初頭から北インドに栄えたムガル帝国の第5代皇帝、
シャー・ジャハーンが、死去した愛妃ムムターズ・マハルのために建設した
総大理石の墓廟(お墓)で、インド・イスラームを代表する建築物です。
1632年に着工、1653年に竣工したと言われており、
およそ20年の月日と国力を総動員して建設したそうです。
(国力を使いすぎて、実際に帝国が傾きかけたとか・・・)
「タージ・マハル」という名前は、
皇帝シャー・ジャハーンの愛する妃、ムムターズ・マハルの名前からとったという説が支持されています。
妃が死去する前、遺言として後世に残る墓を建ててほしいと伝えていたそうです。
まさに皇帝の愛の傑作ですね。
タージ・マハルは南北560m、東西303mの長方形の敷地にあり、
敷地内には広大な庭園や大楼門(出入口の門)、イスラム教モスクや集会場もあります。
とにかく広大で、墓廟も屋根最上部まで58mと巨大です。
この巨大な墓廟が総大理石とは驚きです。
その美しさから、ディズニー映画「アラジン」に出てくる
ジャスミンが住むお城のモデルになったと言われています。
たしかに、タージマハルがある「アグラ」と、アラジンの架空都市「アグラバー」
名前が似ていますもんね!
それでは、実際に「タージ・マハル」に行ってきたので
その様子・写真をご紹介します!
タージマハルには、東西南の三箇所の門から入ります。
南門は最も混雑しますので、東西のどちらかの門から入場することがオススメです。
私は混雑を避けるため、早朝に向かうことにしました。
西門のすぐ近くにホテルを取り、朝6時にゲートへ。
外国人入場料は1250ルビー(約2000円)。
ちょっと高いですね。。
が、なんと!
私が行ったこの日は運良くラマダン(イスラム教の断食月)の終了日!
ということで、早朝3時間だけ、入場料が無料でした!!
外国人も無料でした。とってもラッキー!
インドは物価が安いので、1200ルピー浮けばかなり色々な物が買える☆
本来ならば、チケットカウンターでチケットを買い、入場します。
セキュリティチェックもあります。
カバンの中身まで見られるので、結構厳しい。
タージマハルに入るため、近づいていきます。
大きすぎて、だんだんカメラに収まらなくなってくる・・・。
たどり着くまで結構歩きます。早朝とはいえ暑い。
行くなら絶対早朝がオススメです。
日中なんて暑すぎて倒れてしまいそう・・・。
タージ・マハルの中には何があるのか??
「棺」しかありません。
だって、この巨大な建物はお城でもなく、お墓なのですから!
中心部に、ムムターズマハルの棺が。
そして、シャー・ジャハーンは死去した後には、
その横にシャー・ジャハーンの棺が並ぶようにして安置されました。
実はシャー・ジャハーンは、このタージ・マハルを建設後、
死去するまで実の息子に囚われてしまいます。
(この物語はまた次回に。)
タージ・マハルに眠る愛妃を想いながら亡くなっていったのです。
亡くなった後ではありますが、今ではこうして二人で寄り添っているのです。
切ない愛の物語ですね。
タージ・マハルの敷地内には、モスク(イスラーム教の礼拝場)もあります。
とっても立派なモスクですね。
前述した通りこの日はラマダンの終了日ということもあって、
多くのムスリム(イスラーム教徒)が礼拝をしていました。
インドはヒンドゥー教がメインですが、約13%がムスリムです。
幻の「黒いタージ・マハル」?!
■ 幻の「黒いタージ・マハル」?!
幻の「黒いタージ・マハル」?!
実はシャー・ジャハーン、
タージ・マハルの前を流れるヤムナー川という川の対岸沿いに
タージ・マハル全く同じ形の真っ黒な「ブラック・タージ・マハル」を、
黒大理石を使って自分のお墓として建設しようと考えていたんです。
川を挟んで、愛妃が眠るタージ・マハルと向き合うように。。。
かし、実の息子に捕らえられて死んでいったシャー・ジャハーンは
その夢をついに叶えることはできませんでした。。
その建設予定地がここ、「マターブ・バーグ」。
入場料は外国人が300ルピー。
現在は綺麗な庭園となっています。
アジア大好きトラベラー