「アユタヤ遺跡群」とは?
■ 「アユタヤ遺跡群」とは?
「アユタヤ遺跡群」とは?
歴史を遡ること約670年前。
1351年に建都されてから、1767年にビルマ軍の攻撃で破壊されるまでの417年間、
アユタヤ王朝の都としてタイの中心であり続けた都市です。
チャオプラヤ川とその支流に囲まれた地形は水運に恵まれたため、
ヨーロッパと東アジアを結ぶ国際貿易都市として繁栄したそうです。
さらに、上座部仏教を信仰していた当時の王は、
貿易で得た莫大な利益をもとに数々の寺院(ワット)建設しました。
しかし、1767年のビルマ(現ミャンマー)のコンバウン王朝による攻撃を受けて
アユタヤ王朝は消滅してしまいます。
これによりアユタヤ市内の建造物や石像は徹底的に破壊され、
ほとんどの寺院は廃寺となり、王宮も台座を残すのみとなっています。
しかし栄華を極めた古都としての荘厳な遺跡群は現在に受け継がれ、歴史公園として整備されています。
1991年にユネスコ世界遺産にも登録されていますよ。
アユタヤには毎年多くの観光客が訪れ、
タイの大切な観光資源となっています。
バンコクからの行き方
■ バンコクからの行き方
バンコクからの行き方
バンコク市内からアユタヤに行くにはいくつか方法があります。
ファランボーン駅(写真)から鉄道でいくこともできますが、
アユタヤ遺跡はかなり広い範囲に点在しているため、
バンコクからタクシーを1日チャーターするのがおすすめです。
ファランボーン駅に行くと、アユタヤへのタクシーチャーターの客引きがいます。
うまく交渉してチャーターするのが良いでしょう!
おすすめ①「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」
■ おすすめ①「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」
おすすめ①「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」
1357年に、アユタヤを建都した初代の王が
セイロン(現スリランカ)に留学中の修行僧たちために建てた寺院です。
遠くからでもひときわ目立つ72mの仏塔は、
1592年に19代王がビルマ軍との戦いに勝利した記念の塔です。
アユタヤ市内から少し外れているため、
ビルマとの戦火を逃れ、保存状態がよいので多くの人が訪れる
アユタヤでも人気の場所となっています。
おすすめ②「ワット・プラシー・サンペット」
■ おすすめ②「ワット・プラシー・サンペット」
おすすめ②「ワット・プラシー・サンペット」
「ワット・プラシー・サンペット」は1491年に建立された王室守護寺院です。
アユタヤの王の遺骨を納めた3本の仏塔を含む遺跡群となっています!
かつては16mの黄金仏があったそうですが、ビルマとの交戦で破壊されました。
おすすめ③「ワット・マハタート」
■ おすすめ③「ワット・マハタート」
おすすめ③「ワット・マハタート」
1374年に建立された大寺院。
しかしビルマ軍との交戦で多くの仏像が破壊されてしまいました。
補強修理はされつつも、基本的にはそのままの姿で現在も残されています。
なので、この写真のように頭のない仏像がずらりと並んでいます。
アユタヤ王朝にとって重要だった上座部仏教の仏像の頭だけを
破壊することで、その価値観を否定したのだと思います。
ワットマハタートと言えばこちら。
アユタヤを代表するといっても過言ではない、
この不思議な仏頭です。
落ちた仏頭が、木の成長とともに根元にとり込まれ、
長い年月をかけてこのような現在の姿となったと伝えられています。
なんとも言えない空気感と、その迫力に圧倒されます。
タクシーの運転手さんにこう言われました。
「ノー ワットマハタート、ノー アユタヤ」
このワットマハタートを見なければアユタヤを見たことにはならない。
つまり、アユタヤに来たら必ず訪れるべき場所と言えます!
おすすめ④「ワット・ローカヤースッター」
■ おすすめ④「ワット・ローカヤースッター」
おすすめ④「ワット・ローカヤースッター」
ワット・ローカヤースッターには、
アユタヤ最大の寝釈迦仏像があることで有名です!
なんと全長28m!!
この巨大な涅槃仏を間近で見ることできます。
作られたのはアユタヤ中期と言われていますが、
誰がなんのために作ったのかは分かっていないそうです。
周りはほとんどビルマとの戦いで破壊されてしまい、
この仏像とすこしの仏塔が残っているのみです。
おすすめ⑤「ウィハーン・プラ・モンコン・ボーピット」
■ おすすめ⑤「ウィハーン・プラ・モンコン・ボーピット」
おすすめ⑤「ウィハーン・プラ・モンコン・ボーピット」
1603年にラーマティボディ2世により作られた塔堂です。
「タイ最大」の、高さ17mのブロンズ製の巨大な仏像が安置されています。
ビルマ軍の破壊後、1951年の修理の際には仏像の体内から何百体もの小さな仏像が発見されたそうです。
おすすめ⑥「ワット ・ ラーチャブラナ」
■ おすすめ⑥「ワット ・ ラーチャブラナ」
おすすめ⑥「ワット ・ ラーチャブラナ」
ワット・ラーチャブラナはアユタヤのワット・マハタートの隣にある廃墟寺院です。
15世紀の中ごろに建てられたと言われています。
建立した王には二人の兄がおり、王位継承を巡ってこの二人の兄たちが殺しあった後王位に就き、
二人の遺骨を納めるためにこの寺を建設したというストーリーがあります。
そのため、最初にこの寺を訪れた王は死ぬという伝説が広まり、
歴代のアユタヤ王は誰もこの寺院を訪れなかったそうです。
おすすめ☆おまけ
■ おすすめ☆おまけ
おすすめ☆おまけ
アユタヤでは、ゾウ乗り体験やトラなどの動物と
触れ合える場所がいくつかあります!
観光用なのでちょっと値段は高いですが、交渉も可◎
遺跡を見ながらゾウに乗れるのも、
アユタヤならではの魅力です☆
アジア大好きトラベラー