インドの世界遺産「アーグラ城塞」

インドの世界遺産「アーグラ城塞」

今回は、インドの「タージ・マハル」のすぐ近くにあるもうひとつの世界遺産、アグラ「アーグラ」城塞を紹介します!ここにも切ない愛の物語が?・・・


アーグラ城塞の歴史と物語

アーグラ城塞の歴史と物語

アーグラ城塞の歴史と物語

インドのアーグラにある「アーグラ城塞(Agra Fort)」は、ムガル帝国時代の城塞です。
城壁は赤砂岩で築かれていることから、「赤い城」とも呼ばれています。

その歴史は16世紀。
当時ムガル帝国の第3代皇帝であったアクバルは、デリー(現在の首都)からアーグラへの還都に伴い、このアーグラ城を建設しました。

その後第4代皇帝ジャハーンギール、第5代皇帝シャー・ジャハーン(タージ・マハルの建設者)まで、3代の居城として使用されていました。

タージ・マハルを紹介した前回の記事でもお伝えしたように、
亡き愛妃のために「タージ・マハル」を建設した第6代皇帝シャージャ・ハーンが実の息子アウラングゼーブによって幽閉されたのが、このアーグラ城塞です。

実は、シャージャ・ハーンが重病になると、アウラングゼーブを含めた三人の息子たちの間で継承争いが勃発します。
そこで次男のアウラングゼーブは、兄と弟を殺害し、父であるシャージャ・ハーンをこのアーグラ城内にある「囚われの塔」に、彼がなくなるまで幽閉し、自らは第6代皇帝を継承したのでした。

すごい執着心ですよね・・・。

その後アウラングゼーブは首都をデリーに戻し、ムガル帝国の最盛期を築いていったのです。

一方幽閉されたシャー・ジャハーンは、「囚われの塔(ムサンマン・ブルジ)」の窓から、自らが建設した愛妃の墓タージ・マハルを眺め、想いながら亡くなっていったのでした。。

このようにアーグラ城は、ムガル帝国皇帝たちの歴史、
そしてシャー・ジャハーンの切ない愛の物語の舞台となったのです。



インドのアーグラにある「アーグラ城塞(Agra Fort)」は、ムガル帝国時代の城塞です。
城壁は赤砂岩で築かれていることから、「赤い城」とも呼ばれています。

その歴史は16世紀。
当時ムガル帝国の第3代皇帝であったアクバルは、デリー(現在の首都)からアーグラへの還都に伴い、このアーグラ城を建設しました。

その後第4代皇帝ジャハーンギール、第5代皇帝シャー・ジャハーン(タージ・マハルの建設者)まで、3代の居城として使用されていました。

タージ・マハルを紹介した前回の記事でもお伝えしたように、
亡き愛妃のために「タージ・マハル」を建設した第6代皇帝シャージャ・ハーンが実の息子アウラングゼーブによって幽閉されたのが、このアーグラ城塞です。

実は、シャージャ・ハーンが重病になると、アウラングゼーブを含めた三人の息子たちの間で継承争いが勃発します。
そこで次男のアウラングゼーブは、兄と弟を殺害し、父であるシャージャ・ハーンをこのアーグラ城内にある「囚われの塔」に、彼がなくなるまで幽閉し、自らは第6代皇帝を継承したのでした。

すごい執着心ですよね・・・。

その後アウラングゼーブは首都をデリーに戻し、ムガル帝国の最盛期を築いていったのです。

一方幽閉されたシャー・ジャハーンは、「囚われの塔(ムサンマン・ブルジ)」の窓から、自らが建設した愛妃の墓タージ・マハルを眺め、想いながら亡くなっていったのでした。。

このようにアーグラ城は、ムガル帝国皇帝たちの歴史、
そしてシャー・ジャハーンの切ない愛の物語の舞台となったのです。



いざ、アーグラ城へ!

いざ、アーグラ城へ!

いざ、アーグラ城へ!

アーグラへの行き方は様々ありますが、一般的なのは鉄道です!

首都デリーからは片道3時間半となっています。
わたしは「バラナシ」という街から、寝台列車で約15時間かけ、アーグラに到着!
(電車が予定より4時間半遅れ、かなりの長旅となりました。インドあるあるですね・・・)

アーグラへの行き方は様々ありますが、一般的なのは鉄道です!

首都デリーからは片道3時間半となっています。
わたしは「バラナシ」という街から、寝台列車で約15時間かけ、アーグラに到着!
(電車が予定より4時間半遅れ、かなりの長旅となりました。インドあるあるですね・・・)

アーグラには鉄道の駅が二つ。
私が着いたのは、「アーグラフォート駅」。
アーグラフォートとはアーグラ城塞の英語名で、まさにアーグラ城の目の前にあります!

赤レンガ造の駅は、どことなくアーグラ城に似ています。

バックパックが重かったのと、暑すぎて歩くことを諦め、リキシャでアーグラ城塞へ。

アーグラには鉄道の駅が二つ。
私が着いたのは、「アーグラフォート駅」。
アーグラフォートとはアーグラ城塞の英語名で、まさにアーグラ城の目の前にあります!

赤レンガ造の駅は、どことなくアーグラ城に似ています。

バックパックが重かったのと、暑すぎて歩くことを諦め、リキシャでアーグラ城塞へ。

こちらが入り口☆

右手のチケットカウンターでチケットを購入します。

こちらが入り口☆

右手のチケットカウンターでチケットを購入します。

チケットは550ルピー(約860円)。

外国人価格は、インド人の10倍・・・。
高いけど、途上国だから仕方がない!

ちなみにこの日(6月上旬)も最高気温45度。
運悪く、インドでも記録的な熱波にぶち当たりました。。

水は常時ペットボトル2本は持ち歩かないと、
熱中症になってしまいますのでご注意を。

チケットは550ルピー(約860円)。

外国人価格は、インド人の10倍・・・。
高いけど、途上国だから仕方がない!

ちなみにこの日(6月上旬)も最高気温45度。
運悪く、インドでも記録的な熱波にぶち当たりました。。

水は常時ペットボトル2本は持ち歩かないと、
熱中症になってしまいますのでご注意を。

大きな門を潜ると、一面赤砂岩の城壁が。

さすがインド亜大陸を支配していたムガル帝国のお城、荘厳です。

大きな門を潜ると、一面赤砂岩の城壁が。

さすがインド亜大陸を支配していたムガル帝国のお城、荘厳です。

チケットを見せ、荷物検査です。

インドでは、荷物検査やカウンターが男女が別々になっていることも多いです。
その場合当然スタッフも、女性には女性、男性には男性、となっています。

ヒンドゥー教やイスラム教への配慮なのだと思いますが、
私は日本での癖が抜けず、何も考えずに並び気づいたら男性通路だった、
ということが空港などで度々ありました(笑)

チケットを見せ、荷物検査です。

インドでは、荷物検査やカウンターが男女が別々になっていることも多いです。
その場合当然スタッフも、女性には女性、男性には男性、となっています。

ヒンドゥー教やイスラム教への配慮なのだと思いますが、
私は日本での癖が抜けず、何も考えずに並び気づいたら男性通路だった、
ということが空港などで度々ありました(笑)

荷物検査を終え、中に進んでいきます。
こちらはアクバル門。

アーグラ城はかなり広いです。
所要時間は1時間程度。

荷物検査を終え、中に進んでいきます。
こちらはアクバル門。

アーグラ城はかなり広いです。
所要時間は1時間程度。

高い壁に囲まれた通路を進んでいきます。

奥にあるアマル・シング門というもう一つの門をくぐると見えてくるのは・・

高い壁に囲まれた通路を進んでいきます。

奥にあるアマル・シング門というもう一つの門をくぐると見えてくるのは・・

こちら、ジャハーンギール宮殿。
赤砂岩に大理石が埋め込まれています。

両端の小塔が印象的。

前に飾られているのはなんと、、
当時使用されていたバスタブだとか。
なぜここに・・・?(笑)

こちら、ジャハーンギール宮殿。
赤砂岩に大理石が埋め込まれています。

両端の小塔が印象的。

前に飾られているのはなんと、、
当時使用されていたバスタブだとか。
なぜここに・・・?(笑)

中はこんな感じ。
涼しかった・・・!

中はこんな感じ。
涼しかった・・・!

こちらは謁見のための広場です。

こちらは謁見のための広場です。

さて、窓から望むのは、そう、あの「タージ・マハル」。

アーグラ城からは、色々なところでタージマハルを見ることができます。

さて、窓から望むのは、そう、あの「タージ・マハル」。

アーグラ城からは、色々なところでタージマハルを見ることができます。

赤砂岩の壁に施された繊細な模様装飾がなんとも美しい。

赤砂岩の壁に施された繊細な模様装飾がなんとも美しい。

何やら人だかりが。

何やら人だかりが。

ここからもタージ・マハルが☆

遠くからでも美しい。

かつてのシャー・ジャハーンもこのように小さなタタージ・マハルを見ながら愛妃への想っていたのだろう・・と思うと、なんだか感慨深くなりました。

ここからもタージ・マハルが☆

遠くからでも美しい。

かつてのシャー・ジャハーンもこのように小さなタタージ・マハルを見ながら愛妃への想っていたのだろう・・と思うと、なんだか感慨深くなりました。

こちらは、シャー・ジャハーンの神殿です。
全面白い大理石に、幾何学的模様が施されています。

こちらは、シャー・ジャハーンの神殿です。
全面白い大理石に、幾何学的模様が施されています。

細かい模様が美しい・・・!
当時はこれが真っ白な大理石だったと考えると、とても煌びやかな神殿だったのでしょう。

細かい模様が美しい・・・!
当時はこれが真っ白な大理石だったと考えると、とても煌びやかな神殿だったのでしょう。

天井の細部に至るまで、細かい模様や石が施されています。
この奥へは立ち入り禁止でした。

天井の細部に至るまで、細かい模様や石が施されています。
この奥へは立ち入り禁止でした。

白くてとても綺麗。

白くてとても綺麗。

広く綺麗に整備された中庭も。

広く綺麗に整備された中庭も。

中庭の側の屋上?からもタージマハルが。

中庭の側の屋上?からもタージマハルが。

右の塔が、幽閉されていた「囚われの塔」。
中に入ることはできません。

そしてその奥に、タージマハルが見えます。

右の塔が、幽閉されていた「囚われの塔」。
中に入ることはできません。

そしてその奥に、タージマハルが見えます。

今の技術ではこうしてカメラをズームして見ることができますが、
当時のシャー・ジャハーンには無理だったのかと思うと切ないですね。

以上、アーグラ城を紹介しました!

今の技術ではこうしてカメラをズームして見ることができますが、
当時のシャー・ジャハーンには無理だったのかと思うと切ないですね。

以上、アーグラ城を紹介しました!




この記事のライター

アジア大好きトラベラー

関連する投稿


世界一美しい霊廟、インドの世界遺産「タージ・マハル」

今回はインドに行ってきました!世界一美しい霊廟といわれ、インドで最も有名な世界遺産「タージ・マハル」をご紹介します♪


世界遺産の街「アユタヤ遺跡」のおすすめ6選♪

今回は、タイに行ったら必ず訪れたい世界遺産の街、「アユタヤ遺跡」をご紹介します☆


フィリピンのNo.1世界遺産!をご紹介

今回はフィリピン一の世界遺産など、マニラの世界遺産を紹介して行きます♪


タイの首都バンコクはどんなところ?

タイに何度か滞在している筆者が、今回は首都バンコク市内の様子をお伝えします。アジアの中でも急成長したタイは魅力いっぱいの街です!


タイのビーチリゾート、ラン島♪

今回は、パタヤから簡単に行ける美しい離島、「ラン島」を紹介します♪


最新の投稿


山武市地域の森づくりワークショップ:緑プロジェクトへのお誘い

山武市富田地域には、美しい山林や山道が広がっていますが、長年の管理不足や人手の減少で、この地域の森は荒れ、放置されたままになっています。そこで、森を愛する皆さんと共に、そして、ボランティアさんと一緒に森を育て、未来につなぐ「森づくりワークショップ」を定期的に開催したいと考えています。以降、緑プロジェクトと呼びます。


小さな光のメッセージが届く。ホタル観賞と里山保全について

夏の夜、静かな水辺でふわりと舞うホタルの光。それはまるで小さな灯火が、自然からのメッセージを届けてくれるかのようです。ホタルは、その幻想的な光と短い生命のはかなさから、古くから人々に愛されてきました。しかし、ホタルが飛び交う美しい里山や水辺も、年々失われつつあります。本記事で、ホタル観賞と環境保全について伝えたい。


ちはるCafe 茂原発イベント出店

千葉県を中心にイベント出店で活躍する「ちはるCafe」さんを取材しました。 疲れを癒す 備長炭焙煎珈琲豆。優しい雰囲気のオーナーちはるさん、そして、ここちゃんのお菓子で、心もすっきりハッピーになっちゃうこと間違いなし。


里山整備で地域を守ろう!私たちに、力を貸してくれませんか?

最近になって、自然や地域の伝統文化を守ることが重要視されてきました。里山は昔から日本の農業や生活の一部として人々と共にあった場所ですが、農業をする人が減ったり、高齢化したりして、荒れてしまうことが多くなっています。だからこそ、里山整備は自然と文化を守り、持続可能な未来を作るために欠かせない活動なんです。


初心者キャンパー必見!レンタルもあり? キャンプ ガイド!

キャンプギア必要ですよね? また、集めるのも楽しみのひとつにしているキャンパーもいます。 今回は、キャンプ初心者でも簡単にキャンプを始められるようにガイドします。 キャンプは家族や友人、一人からでも楽しめる素晴らしい趣味です。 この記事を読んで、ぜひキャンプの魅力を体験してみてください。


無料のLINE自動化ツール
『プロラインフリー』
公式LINE自動化ツール。通常月額2万円以上する機能が全て無料で使えます。

ウィークリーランキング


>>総合人気ランキング

最近話題のキーワード

カラーズスタイルで話題のキーワード


AGE テロメア 食べて健康