「女は謎」「男は理解不能」
■ 「女は謎」「男は理解不能」
「女は謎」「男は理解不能」
異性に興味を持ち始める成長期になると、その「わからない!」気持ちは、顕著になってくるようです。
相手が何を考えているのかが、さっぱりわからないのです。
自分が成長し、子どもを持つ頃になると、その子どもの様子を見て男女差を少しづつ理解できるようになるのですが、「女は謎」「男は理解不能」という言葉は、相変わらず当てはまります。
「話を聞かない男、地図を読めない女」という書物がありますが、実にこの言葉がしっくり!きます。
その本では、「ワイフに地図を渡して車の運転をするのは喧嘩の元だからやめた方がいい」と書かれています・汗
また、もし女性が男性に興味のありそうな話題を振った場合、一時は饒舌に話しまくるけれど、その後、静かにこちらの話に耳を傾けているのかと思ったら、実は他のことを考えていたりしてよく聴いていなかった、ということも。
一体こういう性差は、どういうところからくるのでしょうか?
五感の違い
■ 五感の違い
五感の違い
眼球の奥には錐状体細胞があり、その数は男性が1個なのに対して、実は女性は2個あります。
そのことから、女性は微妙な色を識別する能力に長けているとされています。
クジャクのようにオスが派手な羽の色を持つのは、その色でメスを惹きつけようとしているからなのだとか。
また、昔から狩猟のために視野を狭くして遠方を見ることを重ねてきた男性に対して、女性は子育てをしながら周囲に気を遣い、近くのものを満遍なく見ることをしてきたのは、よく知るところです。
その結果、男性は方向感覚が鋭くなり、女性はその必要がない代わりに、身近な周りの事柄に敏感になったのですね。
つまり、女性が子どもの泣き声や肌の様子からその体調を知るように、聴覚や触覚にも鋭くなった理由はココにあります。
“浮気がすぐバレる”のは、女性の持つ感知能力の高さからきているのです・笑
さらに加えると、視野全体を把握しきれない男性は交差点での事故が多くあり、冷蔵庫の中などの探し物を見つけられないのも男性です・驚
論理的と感情的との差
■ 論理的と感情的との差
論理的と感情的との差
右脳と左脳の連絡を司るものに脳梁がありますが、その太さは女性のほうが男性より太く、そのため女性ホルモンが脳梁の働きを強めるということがおきてきます。
その結果、女性は論理体系を司る左脳と感情を司る右脳の連絡がよいとされています。
ですから、話しをしながら同時に他のことを考えることができる女性は、おしゃべりになってしまうのでしょう。
一方、男性は、左右の脳の連絡が悪く、しゃべりながら同時にものが考えられないために、無口になりやすくなるとされています。
そのために、同時進行できる妻のほうは、「何か私に不満がある?」と感じてイライラしてしまうのですね。
よく男性は論理的で寡黙、女性は感情的でおしゃべりな生き物と言われますが、女性は過去の歴史から見てもわかるように、周囲と調和を図りながら子育てをしていたので、単独行動ではなく、よく数人の集団になって行動しがちです。
そこには、情報交換し合ったり、またおしゃべりが好きという行動背景が見て取れますね。
古い脳と新しい脳?
■ 古い脳と新しい脳?
古い脳と新しい脳?
人間の脳には進化の過程で生まれた、は虫類や原始ほ乳類の脳である「古い脳」、進化の過程で身に付けたほ乳類の思考や論理を司る「新しい脳」があるという考え方がありますよ。
セックスや色彩感覚については「古い脳」、様々な内容を判断したり人間的に思考する部分に関しては「新しい脳」が担当する、という説があります。
もちろん「古い脳」は「新しい脳」に影響を受けますから、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚にまでも影響を及ぼし、生物的な性差、つまりセックスなどにも影響を与えます。
つまり男女が生理学的に惹かれ合うのは、「古い脳」とホルモンの関係性にありそうです。
「古い脳」と「新しい脳」に関連性があるからこそ、恋文というようなものを書く人がいますし、人として優しい言葉遣いができたりするのも頷けますよね。
こうやってみていくと、男性同士や女性同士ではよく理解できる内容も、性差により理解不能なことがあるのがわかるのではないでしょうか。
今後文句を言いたくなる場面が出てきても、この「男性脳」と「女性脳」の違いを理解しておくと、「なんでなの!?」と言いたくなる言葉が「まあ、仕方ないか」という独り言で終わることもあるかもしれませんね。