マレーシアの飲み物

マレーシアの飲み物

こんにちは、juilletです。
今回はマレーシアでの飲み物事情についてお伝えします。
お水は飲めるの?どんな飲み物が人気なの?お酒は飲めるの?など、マレーシアの飲み物事情をお伝えします。


マレーシアのお水事情

マレーシアのお水事情

マレーシアのお水事情

マレーシアの水道水は、当然ながら飲めません。時々、水道から色のついた水が出る、と聞きますが、私は見たことがありません。しかし、建物によっては、うっすら茶色い水が出ることもあるようです。
家には浄水器をつけてることが多いと思います。

我が家(賃貸)でも簡易式の浄水器がついていましたが、それだと直接飲むのはおすすめではない、とのことでもっと強力な浄水器を取り付けました。食材を洗う時などに簡易式の方を使っています。

簡易式panasonicの浄水器 食材を洗う時に使います

簡易式panasonicの浄水器 食材を洗う時に使います

強力な浄水器とは、水道から直接浄水器にホースを繋いで浄水するもの。カートリッジを3ヶ月に一回無料交換してくれるもので、韓国製の物が多く出回っているようです。こちらはかなり高額ではありますが、そのまま水を飲めるという安心感があるのがいいですね。

韓国製の浄水器 こちらはそのまま飲める 熱湯や冷水が出るものもある

韓国製の浄水器 こちらはそのまま飲める 熱湯や冷水が出るものもある

もちろんペットボトル入りの水も主流で小さいものから、4リットル、8リットル入りなどの大きな物も売っています。
意外だと感じたのは、炭酸水が極端に少ないこと。暑い国なので、炭酸水を好む人も多いと思っていましたが、国内メーカーでは私が知る限り、1種類しかなく、置いてないお店も多いのです。あとは輸入品がいくつかありますが、高額になります。

ちなみに、ペットボトルのうち、ミネラルウォーターは青か緑の蓋のもの。白い蓋は水道水を煮沸したもの(もちろん工場で作られています)という違いがあるそうです。値段も少しだけ白い蓋のほうがお安くなっています。

キャップの色で、ミネラルと普通の水を判別 ローカルの食堂はミネラルウォーターがない店も。

キャップの色で、ミネラルと普通の水を判別 ローカルの食堂はミネラルウォーターがない店も。

マレーシアのお酒

マレーシアのお酒

マレーシアのお酒

東南アジアといえば、ビールを飲みながら食事!というイメージありませんか?
実際に、マレーシアのお酒事情はどうでしょうか?


マレーシアの7割近くはイスラム教の方です。イスラム教では飲酒は禁止されていますので、マレー料理のレストランにはお酒は置いていません。インド系マレー人の経営するインド料理屋さんでも、高級店を除き、お酒を置いてないレストランの方が多いです。

一方、観光客が多く立ち寄るお店、中華料理などではお酒を注文することは可能です。また、バーやパブなども観光地では簡単に見つけることが出来ます。


買う場合はどうでしょう?スーパーでは、一般的に「ハラルフード」と「ノンハラルフード」は売り場が分かれています。アルコールはノンハラルフードなので、部屋が別れているノンハラルフードのコーナーで売られています。
ただ、豚肉ほど厳密ではないようで、スーパーによってはお酒も他の物と同じように買うことができます。

お酒がノンハラルコーナーに分けられていない場合は、他の物と同じカゴに入れレジに持っていくことができますが、ここでひとつ注意が必要です。レジの方がイスラム教の方の場合(女性だと、ヒジャブという布で髪を完全に隠しているのですぐわかります)はお酒には触れることも許されていません。ですからお客さん自ら、商品を持ち上げて、バーコードを読み取ってもらい、会計済みの場所に移す、ということをしてください。


また、マレーシアは酒税が高いことで有名です。
ビールが350ml1本200〜250円。日本のビールと同等ぐらいです。たいしたことなさそうですが他のものの物価からすると、だいぶ高くなっています。
レストランなどでも、フードが日本の半分から1/3に対し、アルコールは日本とほぼ同額。やはり割高感があります。ソフトドリンクはとても安いので特にお酒の高価さが際立ちます。

ワインなども、いわゆる安ウマワインという認識の、日本では1000円以下のものが1500〜1800円と、あまり気楽な値段ではありません。ただ、品揃えは結構よく、世界中のお酒を買うことができます。ただ、スパークリングワインがほとんどないのがまたおもしろいところ。炭酸水と同じく、泡物は好まれないのでしょうか?
その他、日本酒、ウイスキー、リキュール類など、一通りは揃うと思います。

マレーシアのビールといえば、タイガービール!ココナッツウォーターもどこでも飲めますよ

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マレーシアのソフトドリンク

マレーシアのソフトドリンク

マレーシアのソフトドリンク

さて、マレーシアの方はどんな飲み物を好むのでしょうか?
これはなんと言っても、甘い飲み物!です。ランチでもディナーでも、ティータイムでもほとんどの方は飲み物を注文し、ほとんどが甘い飲み物です。水を飲んでいる人はとても少ないように感じます。

市販のジュース類・フルーツジュース・コーヒー・紅茶などが主流です。そしてその種類は日本のカフェやレストランと比べて、とても多いように感じます。
そして甘くない飲み物を探すのは、ローカルフードのお店だととても難しいので、水一択になると思います。
中華料理でしたら、チャイニーズティーがあります。

マレーシア国民的ドリンク 100PLUSはいろんなフレーバーがあります アクエリアスに近い味

マレーシア国民的ドリンク 100PLUSはいろんなフレーバーがあります アクエリアスに近い味

市販のジュースは、缶入りのコーラ、100plusという微炭酸のスポーツドリンクetc.
フルーツジュースは、ペットボトル入りのものもあれば、お店でフルーツを生搾りやミキサーにかけて作ってくれるものもあります。嬉しいことに、生搾りのジュースはそれほど高くなく、むしろペットボトルのものより安いことも多く、とても美味しいです!

インド系の食堂でいただく、マンゴーラッシーもとってもおいしいです。フルーツのジュースは試すといいものの一つかと思います。

パッションのジュースと野菜とフルーツのジュース

パッションのジュースと野菜とフルーツのジュース

コーヒー、紅茶も人気ですが、ローカルなお店ではいわゆる、ブラックコーヒーはなく、コピやテタレと呼ばれる、独特のコーヒー、紅茶があります。こちらは基本的には砂糖とコンデンスミルクの入ったもので、そのバリエーションはさまざまです。こちらに関してはとてもおもしろいので、また次の機会にご紹介したいと思います。


もうひとつ、大人気に飲み物はミロ。こちらではマイロ、と発音します。
マイロ人気は東南アジアの国々ではとても高いようで、マレーシアでも大人気です。私は日本でミロは子供の頃に飲んだことがある、程度で味も覚えていませんでした。先日こちらの食堂で注文して飲んだみたらココアのようで、とっても美味しく感じました!
日本ではミロは子供のドリンクというイメージが強いと思うのですが、マレーシアに来たら、マレーシアンフードとマイロの組み合わせも、ぜひ試してみてくださいね。

スーパーでも売り場が大きいマイロ 人気の高さがうかがえます

スーパーでも売り場が大きいマイロ 人気の高さがうかがえます

また、ほとんどの飲み物でホットとアイスを選ぶことができます。頼んだことはないのですが、フルーツジュースにもホットがあるのは、多分氷なしの常温ではないでしょうか。暑い国だから当然みなさん冷たいものを飲んでいると思いきや、意外にホットを飲んでいる人も多く見られます。暑い時こそ、熱いもののほうが体にいい、とも聞きますのでそれが実行されているのかもしれません。


東南アジアでは氷でもあたる!と聞いたことがあるのではないでしょうか?東南アジアに行くときは、氷はなし、とかパッケージされた飲み物以外は危ない!と思っている方も多いかと思います。


マレーシアおいては、見た目よりも(?)衛生基準は厳しいらしく、現在ではどこの飲食店に行っても氷は業者から買ったものを使っています。そして、コーヒーや紅茶をアイスで頼んだ場合も、作り置きではなく、1杯つづ温かいものを作り、氷を入れてくれます。ですから、出てきた時は生ぬるいこともあり、びっくりすると思いますが、よくかき混ぜればちゃんと冷えて来ます。


マレーシアの中でも、あまりにも田舎に行ったらどうかはわかりませんが、都市部でアイスの飲み物を飲むのには、警戒しなくても大丈夫だと思います。今まで現地の食堂、レストランで食べてお腹を壊したことはありません。笑

甘いものがほとんど、ではありますがマレーシアで頼んだ飲み物はいつも美味しいです。市販の缶、パック入りばかりではなく、ぜひお店で作ってくれる飲み物にも挑戦してみてください。日本では味わえないものばかりで、おもしろいですよ!

そして、普段甘い飲み物を飲まない方でも、マレーシアンフードを食べながら飲み物をいただくと、その相性の良さに納得してしまうと思います!

持ち帰り用のローカルスタイル。ビニール袋に上手に入れてくれるので、紐でぶら下げて持ち歩けます 今はプラスティックカップのお店も多いけど、このスタイルは味がありますね

持ち帰り用のローカルスタイル。ビニール袋に上手に入れてくれるので、紐でぶら下げて持ち歩けます 今はプラスティックカップのお店も多いけど、このスタイルは味がありますね




この記事のライター

2022年4月より、マレーシアに移住。食のプロが、マレーシアの食文化を中心に、リアルなマレーシアの魅力を御紹介していきます。

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