自律神経を制する人は人生を制する:その1

自律神経を制する人は人生を制する:その1

私たちは、日々何らかのストレスとともに生活しています。健康を維持しながら病気を予防するには、よく耳にする交感神経がとても重要な役目を担っています。意志とは無関係に内臓や血管の働きを支配している「自律神経」のことを知ると、今後の人生がより明るく過ごしやすいものになりますので、ご案内していきますね。


本人も知らない健康で長寿の共通項

本人も知らない健康で長寿の共通項

本人も知らない健康で長寿の共通項

年をとっても体力、知力、気力、感情や情緒などが優れて若々しい人がいます。

色々なことに関心や興味を持ち続ける

色々なことに関心や興味を持ち続ける

色々なことに関心や興味を持ち続ける

2006年に101歳でお亡くなりになった三浦敬三さんは、プロスキーヤーでした。
100歳のときにアメリカのスノーバードで滑降をして話題になったので、なかにはご存じの方もいるかもしれません。

106歳でお亡くなりになった日野原重明さんは聖路加国際病院理事長として
100歳を超えても「衰える」ことを知らずに医師として多忙に過ごされていました。

また、女性でも70歳になっても驚くほど体の線や顔も若々しい人がいます。

そういった方たちに秘訣を聞くと、「色々なことに関心や興味を持ち続けている」と答えるのだそうです。

体を鍛えている

体を鍛えている

体を鍛えている

そういった方々は、毎日ウオーキングやスクワットで体を鍛えているようです。

とにかく何でもよく食べ体を動かす、というのは一般論であり、もちろんそのほうがいいのですが、なかには食生活が偏っていたり少食の方もいらっしゃいました。
なんだか、食事の量や質はバラバラのようです。

「活動」と「休息」のバランス

「活動」と「休息」のバランス

「活動」と「休息」のバランス

副交感神経を優位にさせることの重要性

副交感神経を優位にさせることの重要性

副交感神経を優位にさせることの重要性

自律神経は、交感神経と副交感神経からなっていて、「活動」しているときは交感神経が優位に働き、「休息」しているときは副交感神経が優位に働きます。
それらの切り替えがうまくいくと、それぞれの神経のバランスがとれるので健康が保たれる、ということなのですね。

もし、仕事や人間関係などでストレスが過剰になった場合、交感神経が優位な状態が続くことからバランスが崩れて、自律神経失調症になってしまい、様々なトラブルの原因ができてしまうのです。

ですから、「副交感神経の働きを高めることが重要である」と、ひたすら論議されているのです。

落とし穴

落とし穴

落とし穴

副交感神経の働きを高めることが重要なのは確かなのですが、そこにはひとつ、落とし穴があります。

もしかしたら、ここまで読んでも、また今までの考え方からも、「ストレス=交感神経」という図式が成り立つことで、交感神経はよくないものなのだ、という考えをもっていないでしょうか?

そこが落とし穴であって、交感神経は決して悪者ではないのです。

私たちは、スポーツや芸術や、もちろん仕事もそうですが、そういった面で力を発揮できるのは、交感神経のおかげだからです。
感動できるのも、交感神経のおかげです。

ストレスの原因となる外部刺激に反応するのは交感神経ですが、長くその状態が続くとよくないので、そこで副交感神経が登場し、優位に働いてくれます。

つまり、どういうことかというと、自律神経の主役は交感神経であり、それに連動して副交感神経が働いているということです。

副交感神経を優位に働かすことのみを考えて、ストレス社会から身を守ろうとしても、実は真の健康は、得られないのですね。

充実した人生のためには交感神経を鍛える

充実した人生のためには交感神経を鍛える

充実した人生のためには交感神経を鍛える

多少医学や健康に興味があったり、知識ある人は、「自律神経は鍛えることができる」というと、「バカなこと言ってんじゃないよ」と、思うかもしれません。

自律神経は自分の意志とは無関係に内臓や血管の働きを支配している神経だからです。

ここで言いたいのは、自律神経のひとつ、交感神経を鍛えることで自律神経の働きを高めよう、というものです。

なおかつ、自律神経を暴走させないことにあります。

人間の体の予備能力

人間の体の予備能力

人間の体の予備能力

健康であれば長生きして長寿を楽しみたいと思う人も多く、もしそう思うなら、年齢の経過とともに自律神経の働きをよくすることを考えればよいでしょう。

もし仮に、過去に大きな疾病や大病をしたことがあったり、慢性的な病を抱えていたとしても、です。

重篤な心臓病の病気から見事に立ち直ったり、胃の切除をしたのにその後元気に活躍している人もいますよね。

なぜそんなことが可能なのかというと、人間の体には予備能力があるからなのです。
そして、その予備能力は、交感神経を鍛えることから活かしていくことができますよ。

他のページでその方法をご案内していきますね。

まとめ

まとめ

まとめ

自律神経は健康を維持して高めることに、とても大きく関わっています。交感神経が鍛えられると、自分の心身の状態が把握できるので、自分に耐えられるきつさの限度もわかるようになります。

心身の能力を高め、健康であるためにも、自律神経について理解を深めてくださいね。


この記事のライター

TRT

目には見えない心の動きを可視化すると、無意識の反応パターンの発見が容易になり、高度なセラピーを可能にします。

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自律神経

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