インド一カオス!?バラナシってどんな街
■ インド一カオス!?バラナシってどんな街
インド一カオス!?バラナシってどんな街
バックパッカーが一度は行ってみたいと思う街、
インドの「バラナシ 」は、ヒンドゥー教の一大聖地として知られている街です。
言わずと知れたヒンドゥー教の母なる川、ガンジス川(ガンガー)沿いに位置しており、
インド国内、そして海外から多くの信者や巡礼者、観光客が集まるインド最大の宗教都市です。
その歴史は大変古く、紀元前6世紀の王朝の首都として栄え、
その後も移り変わるインドの様々な王朝の主要都市としとして繁栄していきます。
その間ヒンドゥー教寺院が数多く建立されていきますが、
12世紀末にはイスラム教国家の侵略をうけ、多くの寺院が破壊されました。
その後様々な王のもとでヒンドゥー教の街として栄枯盛衰が繰り返され、
18世紀に、マラーター王国のもとで様々な宗教活動がバラナシ で行われ、
バラナシ は聖地として数多くの寺院やガート(沐浴場)が建設されていきました。
ガンジス川 の西岸6.4 kmの間に、 ひとつひとつ名前のつけられた84ものガートが形成されています。
「ガート」とは、階段状の沐浴場です。
また、「沐浴」とは、ヒンドゥー教の身を清める儀式で、川に入り、太陽に向かい川の聖水を手に汲み、祈りの言葉をつぶやきながら太陽に捧げ、
その後その川の水を自分の頭や体にかけて清めるという一連の儀式です。
沐浴は朝日に向かって行うのが最も良いとされているため、
ガンジス川には早朝から多くのヒンドゥー教の巡礼者たちで賑わい、一身に祈りを捧げています。
ガンジス川で行われるこの光景が、
ヒンドゥー教聖地のバラナシを最も代表するものとなっています。
また、バラナシを訪れて最も強く実感するのは、
ヒンドゥー教の「死生観」に違いありません。
84箇所のガートのうち、2箇所(マニカルニカー・ガートとハリシュチャンドラ・ガート)
は、火葬場となっています。
ヒンドゥー教徒は、ガンジス川の近くで死んだ者は輪廻から解脱できると信じているため、
インド各地から多い日は100体近い遺体がバラナシ の火葬場に運び込まれます。
また、ガンジス川での火葬を望む多くの信者が
ガートの近くにある施設で死を待っています。
こうしたインドの「生と死」を、
間近で見て感じることができるのが、ここバラナシなのです。
バラナシ が「カオス」と言われる所以は、
こうしたガンジス川での死生観や異文化だけでなく、
その街の活気にもあると思います。
バラナシは120万人以上の人口に加え、連日インド中・世界中から
たくさんの人々が訪れるので、とても賑わいのある「インドらしい」街と言えます。
バックパック でバラナシ に行ってみた!
■ バックパック でバラナシ に行ってみた!
バックパック でバラナシ に行ってみた!
ずっと行きたいと思っていたバラナシにとうとう行ってきました!
私はバックパック で南アジアを横断中でした。
今回は、ネパールのカトマンズ から飛行機で2時間で到着。
着いた瞬間、話しかけてくる人、車のクラクション、大勢の物売りの声・・・
とにかく「うるさい」というのが第一印象(笑)
さらに日本人が一人(しかも女ひとり)で旅行しているのが相当珍しいのか、
たくさんの人にガン見されながら歩いていきます。
ホテルでチェックインを済ませ、早速ガートへ。
インドでは「リキシャ」という、人力車での移動がタクシー代わり。
値段は交渉。
外国人なのでかなり高額な値段を吹っかけられますから、
しっかり相場をネットでチェックして交渉します、がんばりました。
時には35度以上になる極暑のインドでは
リキシャの運転は非常に大変重労働です。
なので、運転手は貧困層が多いですね。
おじちゃん、極暑の中汗かきながら私を運んでくれました。
ありがとう、ナマステ。
到着したのは、最も大きく賑わいのあるダシャーシュワメード・ガート。
目の前に広がるのはあのガンジス川!!
感動しました。
このガートは必ず訪れることをお勧めしますよ。
多くの人がガンジス川を見ながら木陰で休んでいます。
子供たちも、おおはしゃぎ。
注意ですが、ガンジス川には入らないことを強く進めます。
このガンジス川には全ての生活排水が流されたり、川で洗濯をしたり、
牛や動物たちも水浴びをして当然排泄物もそのまま、、
さらに、先ほども紹介したようにここには遺体や、火葬後の灰もが流されます。
インド人は免疫があるらしいですが、
ふだん綺麗な環境で暮らしている私たちがこの川に入ればたちまち体調を崩します!
暑いからついつい入ってしまいたくなるんですけどね(笑)
沐浴を見ていたら、いろんなインド人に「お前も入れよカモンー!」
って誘われましたが、めっちゃ拒否しました!(笑)
それにしても、本当に「すべてを飲み込む」ガンガーの偉大さたるや。
アジア大好きトラベラー