関東雛では向かってお殿様は左。京雛では右です。
昭和天皇が即位したときに、逆になりました。
お雛様を飾る位置は天皇陛下が立つ位置に関係してます。
なぜ京雛は向かって右なんでしょうか?
古来は一番偉い人が向かって右側(上手)に座るのが慣わしでした。
そこから来ています。
ではなぜ関東雛は向かって左なんでしょうか?
もともと明治天皇のときに国際の礼儀を取り入れるべきとお殿様は向かって左側に立つことにしていましたが、正式になったのは昭和天皇の即位の時からだそうです。
お殿様は向かって左側が全国的に定番になっていますが、京都ではいまでも古き伝統を守られているそうです。
ひな祭りの食材
■ ひな祭りの食材
ひな祭りの食材
ひな祭りでは縁起のよい食材でお祝いしましょう。そしてその意味を知って楽しみましょう。
はまぐり
■ はまぐり
はまぐり
「貝覆い」ご存じですか?
平安時代の上流階級のお遊びです。絵を描いたはまぐりを合わせるゲームです。はまぐりは違うはまぐりとはあいません。その性格を使ったゲームで、神経衰弱のゲームに似ています。
はまぐりは「一生、一人の人に添い遂げる」という意味があり、いい人にめぐる合いますようにという親ごころなんです
菱餅
■ 菱餅
菱餅
江戸時代初期は、菱の実を入れた白い餅とよもぎの緑の餅を組み合わせたものでした。
白餅
菱を入れて長寿を祈願します。白いお餅はただのお餅ではなく、菱の実を入れてつくものだそうです。
緑餅
中国古来では上巳節(3月最初の巳の日に厄払いをする行事)に母子草を入れたお餅を食べる風習がありましたが、日本に伝わり、母子草からよもぎにかわりました。母と子をついて餅にするのは縁起が悪いと嫌われたこともあり、変わったようです。よもぎは邪気を払う力があるとされています。
赤餅(ピンクの御餅)
健康と桃の花を表します。クチナシで色付けたものです。
ひなあられ
■ ひなあられ
ひなあられ
ひなあられの由来は京都の菓子職人が宮中用に作ったのが始まりとする説、飾り用の菱餅を砕いて油で揚げたのが広まったという説など諸説あり、事実は明確ではありません。
ひなあられは関東と関西では異なります。味も行程も異なります。写真は関東のひなあられです。
【関東】
ポン菓子を砂糖などで味付けしたものです。
【関西】
お餅を1センチの角切りにして揚げ、しょう油や塩味で味付けたもの、あられです。
菱餅を砕いて炒ったのが始まりとされています。
桜餅
■ 桜餅
桜餅
古来、桜餅を食べる習慣はありませんでした。
菱餅の代わりとして桜餅を食べるようになったそうです。
桜餅も関東と関西では異なります。桜餅と言う和菓子は京の和菓子から江戸で生まれたもの。
関西では道明寺、関東では長命寺と言いい、今の桜餅です。
雛祭りのイベント
■ 雛祭りのイベント
雛祭りのイベント
雛祭りの有名なイベントは「ビックひな祭り」ではないでしょうか?
人形供養で集まったお雛様を機に始まりました。
ビッグひな祭り(ビッグひなまつり)は、徳島県勝浦郡勝浦町において、毎年2月から3月に開催されているひな祭りである。期間中は、巨大なひな壇に無数の雛人形が飾られる。
また、「勝浦」という地名が共通することから全国勝浦ネットワークを結んでいる千葉県勝浦市ではかつうらビッグひな祭りが、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町ではビッグひなめぐりをメインイベントとする南紀勝浦ひなめぐりが開催されている[1]。
さらに、徳島県勝浦郡勝浦町のビッグひな祭りとは直接の関係はなく名称も異なるが、同種のひな祭りは長野県須坂市で信州須坂しあわせ雛祭りとして、埼玉県鴻巣市で鴻巣びっくりひな祭りとして開催されている
2021年 阿波勝浦 元祖ビックひな祭り
■ 2021年 阿波勝浦 元祖ビックひな祭り
2021年 阿波勝浦 元祖ビックひな祭り
場所:徳島県勝浦郡勝浦町
社会情勢を鑑み、4月1日以降のイベント中止が決定いたしました。
2021 かつうらビッグひな祭り(中止)
■ 2021 かつうらビッグひな祭り(中止)
2021 かつうらビッグひな祭り(中止)
ビッグひな祭り実行委員会(勝浦市観光商工課内)
〒299-5292 千葉県勝浦市新官1343-1
TEL 0470-73-6641
FAX 0470-73-8788
2016年 南紀勝浦ひなめぐり〜ビックひな祭り〜
■ 2016年 南紀勝浦ひなめぐり〜ビックひな祭り〜
2016年 南紀勝浦ひなめぐり〜ビックひな祭り〜
桃の節句」に合わせ、那智勝浦町の体育文化会館で「南紀勝浦ビッグひなめぐり」が開かれている。那智の滝の落差(133メートル)にちなんで全国から寄せられた1万3300体のひな人形が飾られ、訪れた人たちは華やかに彩られた特設のひな壇を楽しんでいる。
お内裏様って二人?
■ お内裏様って二人?
お内裏様って二人?
そもそも内裏(だいり)とは、天皇の私的区域の名称です。
その中に紫宸殿(ししんでん)という、
元服や立太子などの儀式が行われていた場所があるのですが、
雛人形はその紫宸殿にて行われた天皇と皇后の結婚の儀をベースとして飾られています。
つまり、お内裏様とはお殿様とお姫様、二人のことを指すようです。
食べることが好き。旅行することが好き。そんな私が各地見た、食べたをお伝えできたらと思っています。