類似性の原理
■ 類似性の原理
類似性の原理
「なんだか波長が合うなあ。」そう思ってもらえたら嬉しいですよね?
自分ではよくわからないかもしれませんが、それにはちゃんとした理由があるのです。
自分と相手が似ていると感じると、とても親近感が沸いてくる、と思いませんか?
心理学では、それを「類似性の原理」といいます。
例えば、家族構成が同じだったり、出身地が同じ、あるいはお互いに末っ子だったり。
お互いの共通点を見つけると、人は類似する部分がたくさんあるほど、親密感や好意を抱きやすくなるのです。
兄弟姉妹の数で検証
■ 兄弟姉妹の数で検証
兄弟姉妹の数で検証
ドイツのベルグ大学のアーノルド・ランゲンマイヤーは、90組の夫婦について検証したのですが、なんと兄弟姉妹の数が同じ夫婦は、結婚満足度が高く、違う夫婦は満足度も低い傾向にあることをつきとめました。
「あら、あなたも一番上なの?」「え!?キミもそうなの?」と話しているうちに、お互いに仲がよくなっていくのですね。
兄弟姉妹の数とか、出身地などは初対面で話しても何ら不思議なことではないので、もし「仲良くなりたいな。」と思う人がいたら、そういった話題で共通点を見つけるのもいいでしょう。
もし、兄弟姉妹の数が違っても、問題ありません。
違う話題にすればいいだけのことですね。
誕生月、星座でもいい
■ 誕生月、星座でもいい
誕生月、星座でもいい
サンタクララ大学のジェリー・バーガーは、誕生日あるいは星座が同じだという内容を話すことで、相手から親しみや好意を得ることができた、という実験報告をしています。
全く同じでなくてもいいのです。
誕生月が違っても、生まれた日にちが同じだったり、星座が同じだったりの共通点は見つけられますが、あるいは5月と6月であったとしても「ほとんど同じだね!」などとアピールすれば、相手もそう思いやすくなるようなのです・汗
または、「同じ夏生まれ」「同じ冬生まれ」でも「類似性の原理」は働きます。
“同じ・似ている・近い”を量産しよう
■ “同じ・似ている・近い”を量産しよう
“同じ・似ている・近い”を量産しよう
このように、相性がいいとか、似ている、波長が合う、気が合うというのは、どのくらい共通点があるかにかかっている、と言っても過言ではないのです。
会話が得意な人っていますよね?
そういう人は、自然にその方法を身に付けてうまく活用している人が多いようです。
あなたも、このテクニックを上手に会話の中で使ってみてくださいね。
以前より、ずっとお互いが親密になっていることを実感できますよ♪
話し方で気合うと思わせるには?
■ 話し方で気合うと思わせるには?
話し方で気合うと思わせるには?
共通点が全くない人も、もしかしたらいるかもしれませんよね?
ですが、話し方で「気が合う。」と思ってもらえる方法もありますよ♪
相手の話し方や、声のトーンを合わせればよいのです。
外交的な人と内向的な人では、話し方や、声のトーンまでまるで違います。
元気で早口で割合大きな声の外交的な人、落ち着いていてゆっくりでやや小さい声の内向的な人、それぞれを検証すると、やはり外交的な人は外交的な声や話し方を高く評価し、内向的な人は内向的な声や話し方を高く評価するのがわかりました。
内向的な人に元気な声で話しかけると「うるさい人だなあ。」と思われる可能性もあり、外交的な人に「ゆっくり静かに話しかけると「もそもそと、はっきりしない人だなあ。」と、お互い悪く評価されてしまったりする傾向があるのです。
ですから、相手の声のトーンに合わせた話し方や声で相対するだけで好感を持たれやすいということです。
ひょうきんな元気いっぱいの人は、外交的な人なのがわかりますから、そういう人にはなるべく陽気な元気いっぱいの声で話しかけてみましょう。
それだけで「なんか、俺たちって気が合うな。」そう思ってもらえることでしょう。
もちろん、物静かな人へはゆっくり静かに・・・
知っているか、いないかで会話の弾み方も、好感度もまったく違ってくるので、あなたもぜひ、うまく活用してみてくださいね!♪