性格の不一致は自分で勝手に決めている
■ 性格の不一致は自分で勝手に決めている
性格の不一致は自分で勝手に決めている
皆さんも、このようなこと考えたことありますよね!?
厳しいAさんがいます。優しいBさんがいます。私は自分を優しいと思っています。
私からAさんを見たとき、Aさんは厳しい人に見えます。Bさんは私と同じ優しい人に見えます。
さて、優しい、優しくないという基準はどこにあるのでしょうか?
そう、それは自分なんです。
自分を基準に優しいとか優しくないとか、近い人を気が合うとか得意とか、自分と違う人を嫌いとか苦手とか思うのです。
そう考えると、長所は短所、短所は長所とも言えることがわかると思います。
「優しい」と思われたら長所になりますけど、「お節介」と思われたら短所になってしまいます。
他にも「賑やか」「楽しい」は長所ですが、「自己中心的」や「うるさい」は短所になってしまいます。
結局、相手を、どのように見て、相手から、どのように見られているかということなんです。
多くの方は、自分のいいところより悪いところを見ようとしてしまうことを知っていますか?
自分で自分をほめることができない人は、人のいいところも見つけてほめることができません。
動物は敵に殺されるかもしれないという本能から、相手の欠点、弱点、弱みを見るという習性があります。自然に、そのように見てしまうのです。
だから、あえて、相手のいいところ、長所を見るという癖をつけていかなければ、それが習慣化できません。自分のことも同様です。
ですから、常に人のいいところを見ようとする習慣をつけていくことが、人からも好かれることになり、恋愛もビジネスも成功するようになるのです。
相手の心をつかむ基本
■ 相手の心をつかむ基本
相手の心をつかむ基本
では、具体的にどのようにしていけばよいのでしょう?
最初は、基本の三つをおさえてください。
1.ありがとうという気持ちで望む
会う前に気持ち作りを考えてみましょう。
その人に会うのが楽しみでしょうがない。
「いや~、ほんとに嬉しくて、昨日から眠れなかったなぁ~」
「こんな自分に会ってくれてありがとう」
という心の状態を作って臨むということです。
実際に会った時に、その無意識の心の状態がそのまま伝わります。
2.相手と共通点を見つける
出身地とか住んでるところとか!?
職場、お仕事の内容、趣味とか
最近ハマってることとか
とにかく何でもいいので、「それ知ってる」とか「私も同じ」とか
とにかく共通点を見つけて、そうだね!そうだね!っていう同じ話題で盛り上がりましょう。
交流することが、相手との距離を縮めるところになります。
3.共感する
これは、男性の方が苦手なようです。
男性脳、女性脳でいうと男性の方が、問題解決能力が、高い方が多いようで、女性のいろいろなお話に対して、そこに対してきちんと受け答え(議論)をしよう、という思考を持ってる方が、非常に多いようです。
そうすると、ある女性の話に対して、単純に、
「ああそうなんですか」というような”うなずき”や”あいづち”が足りなくなる方が非常に多いんです。
”うなずき””あいづち”が少ないと女性としては、不安を感じる方が多いので、ご注意ください。
特に男性は女性に対して共感、頷き、相槌、これをオーバーにするとよいと思います。
まずは、この三つを覚えておくと、相手とのコミュニケーションでの距離が縮まっていくと思います
是非実践してみてください。
相手の心をつかむ上級
■ 相手の心をつかむ上級
相手の心をつかむ上級
三つの基本はできそうですか?
では、次に、上級のテクニックを三つ見ていきましょう。
1.褒める
相手のいいところをちゃんと見つけて、それを言葉にして表しましょう。
性格というのは長所も短所も両方あります。
表裏一体で、どちらの面もありますが、短所となるところを長所に変換して伝えることができると素晴らしいです。
※プライベートだけじゃなくても仕事でも活用できます。
例えば、
私、おせっかいって言われるんですよ
→ それだけ、人のことを考えてるなんて、本当に優しくっていいじゃないですか!?
例えば、
私、いつも、うるさいって、言われるんですよ
→ 賑やかで楽しそうでいいじゃないですか、周りの人もきっと喜んでると思いますよ
このように短所を長所に変換して褒めていくと、どんな方ともわかり合えていけると思います。
2.学び
〇〇さんのそういうところすごいですね!
ほんと勉強になります。
というように、相手の良いところや、悪いところを含め学びに変えます。
学ばせてくださいという姿勢で接するということです。
学ぶは真似るとも言いまして、相手の良いところを言ったり、素晴らしいところを真似したい!ということになります。
この学ぶという姿勢を見せると、人というのは、自分の存在価値が非常に高まっていきますので、ぐっと距離感が縮まり、信頼感が増します。
3.お役にたつ
私があなたのお役に立てますという姿勢です。
相手が苦手とするようなところで、あっ、それ大丈夫です。
自分が代わりにできますよ。という代わりにやるとか、あなたの役に立てますよという姿勢で接するということです。
例えば、
料理ができなくっても、掃除があんまり得意じゃないんですっていうときに、
自分が、全然料理とか、掃除とかもできますから!?
そういうところ、全然、やりますし、お役に立てると思いますよー
「あなたはあなたのそのままでいい」という感じですね。
だいたい、どうしてもできないこととか、
苦手なことに対する罪悪感だったりで、
次のステップに進めないって風に思ってしまいがちですが、
欠点があってこその人間で、補い合えるという意味でよい関係を保てます。
自分はあなたのその出来ないところは、カバーしますよ!
だから大丈夫ですから!
という姿勢で相手に接することによって
相手はこの人と一緒にいると、私頑張らなくてもいいんだ
このままでいいんだ。という風に思いますので
そのままでいい
僕にできることは何でもやりますよ
という姿勢で接するっていう
ところがポイントです。
性格別に相手の心をガッチリつかむ
■ 性格別に相手の心をガッチリつかむ
性格別に相手の心をガッチリつかむ
基本、上級と一般的な相手の心のつかみ方を書きましたが、性格別に対応することで、精度が高まります。
ここでは、「なないろグラム」分析手法を紹介します。
「なないろグラム」は、自我状態(思考、感情、行動の基になっている心の状態)を分析し、5つの性格にわけて、それぞれが、どの程度の強さをもっているかということを理解し、対応する手法です。
1.CP(Critical Parent)父親は、まじめで、架せられた仕事を責任をもってやりたい人。コツコツやることが得意な職人気質。人をまとめるリーダー的存在でもあります。
2.NP(Nurturing Parent)母親は、優しくて世話好き、時にお節介でもありますが愛情豊かで共感性も高く、人に親切に人のために働く人です。
3.A(Adult)大人は、論理的思考力が強く、計画的で時間の管理も上手。合理的に考えます。感情に流されずクールな印象です。
4.FC(Free Children)自由な子供は、天真爛漫な自由人。元気で活発でエネルギッシュです。負けず嫌いで一番になりたがりです。目立ちたい、自己アピールしたい人です。
5.AC(Adapted Child)順応的な子供は、協調性があり、自分の感情を抑えて忠実に合わせることに努力する人。本音が見えにくいです。人からの期待とか評価が気になり、敏感に相手を観察し相手が求めることを考え気遣いをしてくれます。
このように、性格別に、相手の心の掴みかたは、違うのです。
自分の基準を知り、相手との性格の違いを知ることで、相手からの好印象を得ることができて、スムーズな交際が行えます。
「孫子・謀攻編」に見える格言「彼を知り己を知れば百戦殆からず」とあります。
敵の実力や現状をしっかりと把握し、自分自身のことをよくわきまえて戦えば、なんど戦っても、勝つことができるものです。もちろん戦わないという選択肢も含まれます。
なにか問題を解決するときも、その内容を吟味し、自分の力量を認識したうえで対処すれば、うまくいくものです。
戦と恋愛・ビジネスは、違いますが、思考は似ていますね。
上記3講座の解説動画を以下で受講できます。