ごめんなさい。私は桑折町を知りませんでした。
「よもぎた果樹園」を訪ねるため、桑折町を地図で探してみると歴史好きな私が気になった地名は、伊達市や伊達埼などの地名でした。
なんと桑折町は、仙台藩、伊達氏発祥の地だそうです。
源頼朝の奥州攻めに従った常陸国常陸入道念西が伊達氏(伊達朝宗)を名乗り、これが戦国大名伊達氏の興りで、伊達政宗はこれより17代目にあたるそうです。
よもぎた果樹園を訪ねたのは、ちょうど収穫のピークに慣れた? 8月中旬!
お忙しい時期にもかかわらず、笑顔で迎えていただきました。
さっそく桃園にご案内いただき、緑の中に隠れたピンクの果実を見つけると幸せを感じました。
桃の1品種は1週間~10日しか旬の時期がなく“よもぎた果樹園”(福島桑折町)では、7月の頭から九月までの収穫を途切れさせないように何十種類も栽培しています。何といっても有名な品種は、「あかつき」です。福島県桑折町の「あかつき」は、皇室へ献上し続けているそうです。
旬は、今年は、7月中旬から8月とのことです。
ん!?今年は!?と聞き返したところ、やはり温暖化の影響で、最近は時期がずれてきているとのことでした。
そして、川中島白桃という品種は「あかつき」の次に多く栽培されている鮮やかな濃紅色で大玉の品種です。食感が硬めの桃で、甘味が強いのが特徴で、こちらも人気だそうです。
また「まどか」という品種は、お盆前に収穫され、「あかつき」よりもちょっと硬めで美味しいそうです。かたいのが好きな方へ超オススメ!です。
ちなみに、山梨、岡山など他地域の桃との大きな違いは何ですか?と尋ねたところ
以前、岡山の桃農家さんへ視察に行った時「柔らかすぎて食べれなかった」と、そして、逆に岡山の桃農家さんに福島の桃を食べてもらったら「かたすぎて食べれない」と言われたそうです。
みなさんの好みは、やわらかめ? かため?
現在、桃は、JA、組合、個人向け贈答用に出荷していて、個人事業として行っているため、めいっぱい労働し、収穫した桃は、すべて嫁ぎ先があるそうです。
ピーク時は、お手伝いさん2名をたのんでいますが、手が足りなくて、通販や加工品などには手を出せず、桃狩りも行いたいけどできないとのことでした。
めいっぱいすぎて、集荷も一番遅くお願いしているそうです。
「桃狩り、やりたいです」と伝えたところ、ピークが過ぎてなら無理を聞いてもらえそうでした。
ただし「今なら成ってるよ!のピンポイント日程でお願いしますとのこと。そして、桃は木の上の方から熟すので、時期によっては大変ですよ!?と・・・
むむむ。。。収穫の手伝いの話!?
OK!!!です。
桃以外では、あんぽ柿を11月の中旬~12月頃にかけて出荷しています。
こちらも楽しみですね。
「よもぎた果樹園」の桃のパッケージには、パンフレットが梱包されています。パンフレットのモデルは、ご家族の写真を使い10年以上続けているそうです。
2011年3月11日 福島は大変な被害を受けました。震災に加え風評被害、その夏、生き残った桃たちは無事に、そして検査をクリアして日本一安全な桃として出荷されました。
その際、いろいろと悩んだあげくパンフレットを入れなかったそうです。その結果、お客様から苦情を言われてしまいました。パンフレットには、毎年の家族の成長が語られています。
ご家族の成長と毎年変わらなく美味しく生まれた桃が「よもぎた果樹園」のファミリーセットなのでしょうね。
以後、ご家族の成長と毎年 生まれる桃たちを、一緒のパッケージで送っています。
この、あたたかいお話しを聞いて、ほっこりしました。
ちなみにモデル料は払ってないようですね。
そして、ほっこりの後、夏の帰路はハンパなく暑く長い道のりでした。
家に着き・・・
お土産でいただいた桃を眺めると、大変、愛おしく思えてきました。
ひとつひとつに袋をかぶせ、大切に育てられた桃たちを知りました。
ひとつひとつを、箱に詰め、嫁がせている時の気持ちを勝手に感じてしまいました。
とりあえず、美味しく、いただきまーす♪
桃も奥が深いです。 福島の桃、山梨の桃、長野の桃、岡山の桃、そして、各地域の桃を食べ比べてみてください。 健康にもよいそうです。
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