最上川
■ 最上川
最上川
西吾妻山を起点とした最上川は、途中400もの川を集めて大きくなっていきます。
この最上川は、古くから物流・交通の大動脈として利用され、母なる川として、地域の基幹産業を支えてきました。
古今和歌集の中で「最上川のぼればくだる稲舟のいなにはあらずこの月ばかり」と歌われた平安時代、そして江戸時代には、紅花をはじめ県全域のさまざまな特産物が舟で酒田を経由して、京、大坂に運ばれ、帰り舟で持ち帰った上方文化が、今も各地に残っています。
「広き野を ながれゆけども 最上川 うみに入るまで にごらざりけり」
大正14年、昭和天皇が山形県を訪れ、歌会始で詠まれた歌です。
五月雨 をあつめて 早 し 最 上川 意味 わかった?
私は、五月雨 をあつめて 早 し 最 上川 意味を感じられした。
白糸の滝
■ 白糸の滝
白糸の滝
国道47号のドライブイン(白糸の滝ドライブイン)から対岸に眺める日本の滝百選の名瀑が白糸の滝です。
※名瀑とは、水が落下している場所を言います。
ここをベースに散歩をしていくわけですが、この白糸の滝ドライブインから眺める白糸の滝が絶好ポイントと言えましょう。
料理もボリュームがあり美味しいです。ただ、ご当地料理ではないのが残念でした。
最上川沿いの山地と峡にはたくさんの滝がありますが、ココ、山形県戸沢村大字古口にある白糸の滝はその中でも最大とのことです。
最上川に落ちる水が白糸のようであるところから名付けられました。
幻想の森
■ 幻想の森
幻想の森
白糸の滝を右手に国道47号を新庄から酒田方面へ向かうと左手に「幻想の森」への入り口があります。
だいぶ登ることになりますが、そこは、樹齢1,000年を超える土湯杉群生地となっていて、大迫力で覆われるような姿に目を奪われ、まさに幻想的でした。
大きいものは樹高約30メートル、幹周り15mを超えるようです。
ゆっくりと動き出しそうな巨木たち・・・!生命力とでも言うのでしょうか?
巨木たちは、まるで呼吸をしているかのような音を発し、鳥のさえずりと風を受け流しながら、夏の日差しを遮る傘のように我々を守っているようです。
北に鳥海山がそびえ、東西に母なる最上川が流れる戸沢村にある山形らしい森を発見して嬉しい気持ちになりました。
仙人道
■ 仙人道
仙人道
「最上川舟下り」には芭蕉ラインと義経ロマンがあり、今回は歩いていける義経ロマン観光の舟下りに参加してみました。前から気になっていた、仙人道を訪ねることが出来るのです。少し高台にあり最上川を一望できる、高屋駅での(予約は先に行ってください)集合となります。
仙人道は、源義経の家来、常陸坊海尊がこの地で義経主従と別れて山伏となり、そこに仙人堂を建て、終生こもって修行をし、ついには仙人になったと伝えられています。
平安時代末期、義経は、平氏追討の功労者でありながら、兄頼朝と対立し追われる身となり、以前世話になった藤原秀衡が治める奥州平泉に向かうことになりました。
同行者全員が山伏のいでたちで、越前(福井県)から日本海沿いに北上し、鼠ヶ関から鶴岡市を経由し、舟で最上川をのぼったのです。
それから約500年後、元禄2年に、松尾芭蕉は曽良を伴い最上川を舟で下り、仙人堂に参拝のため舟からおりたそうです。
芭蕉の旅は、義経の足跡を訪ねる旅だったのでしょうか!?
芭蕉と曽良は、参拝後、仙人堂から見える板敷山とすばらしい最上川の景観をながめました。
最上川舟唄
■ 最上川舟唄
最上川舟唄
最上川舟下り「義経ロマン観光」の船頭さんが、丁寧に案内してくれ、途中、最上川舟唄を歌ってくれました。内容は、以下のようですが、うまく聞き取れてないかもしれません。
最上川舟唄
いいか~、父ちゃんは、酒田まで舟を漕いで行ってくるぞ~
母ちゃんの言うこと聞いてしっかりと勉強しろよ~
その代わり、坂田名物のお土産をいっぱい買ってくるから風邪などひくなよ~
※父ちゃんは、家族との別れを告げて寂しく舟に乗り込むのです。
※船頭も途中は舟から降りて食事だけはしなければなりません。
股大根の塩汁煮を作って食べたけど、男衆は不慣れな手つきなために、
しょっぱくて食べられない・・・(そこで故郷を思い出し)
はやく酒田の港に荷物を降ろして、お前の手作りの料理を食べたい。
あったかい部屋でかわいい子供の顔をみながら・・・と思うのであった
愛するお前がいなけりゃ、つらい航海、船乗りなんてしなかった
危険な寒い思いをしてまで、誰がするものか
しかし、人よりもいくらかでも辛い思いをすれば、
いくらかでも多くのお金がもらえるのが常なのだ
そして、妻や子供たちに、
いくらかでも美味しいものを食べさせてあげたい
そんな、男のやさしい気持ちを歌っています。
・・・
五月雨 をあつめて 早 し 最 上川 意味 わかった?
■ 五月雨 をあつめて 早 し 最 上川 意味 わかった?
五月雨 をあつめて 早 し 最 上川 意味 わかった?
「五月雨をあつめて早し最上川」という句は、俳句の一つであり、松尾芭蕉が詠んだものです。
この句は、五月雨が降り始め、最上川が増水する早い時期に、五月雨を集めて川に注ぎ込むことで、稲作に必要な水を確保するための作業を表しています。
最上川は、山形県を流れる庄内平野を代表する川であり、庄内地方の農業にとって重要な役割を果たしています。
と解説をうけました。