ねぶた(ねぷた)祭り
■ ねぶた(ねぷた)祭り
ねぶた(ねぷた)祭り
青森で行われる「ねぶた」「ねぷた」祭りは、大型の張りぼて人形を乗せた山車と、周りで踊る「はねと」の集団行列から成り立っています。
発祥時の「ねぶた」祭りでは、大型の灯篭だったのですが、戦時中の禁止令により祭りを休んでいた時を経て、人形型になりました。
中の灯りも、現在は蛍光灯で電気を使用していますが、昔はロウソクを使用していたんです。
「ねぶた」「ねぷた」の人形は、水滸伝・三国志、日本の歌舞伎・神話などを題材にしています。
山車含め大変大きいので、数十人掛かりで引きます。
はねと
■ はねと
はねと
浴衣姿で、頭に”花笠”、肩に”たすき”、浴衣の下はピンクか青の”おこし”、腰にはブリキでできた(水やお酒を飲む器)”ガガシコ”を付け、白足袋に”草履”を履けば「はねと」の出来上がり。
そして、その衣装で、誰でも参加できるんですよ♪
「はねと」の衣装は近くのデパートで一式10,000円くらいで販売されています。
衣装のレンタル(4,000円前後)を行っているところもあります。
着付けのサービスもしてくれるので、レンタルの方が恥をかかなくてよいかもしれません。
「はねと」姿で山車の周りを「ラッセラー」「ヤーヤド」「やってまれ」と叫びながら、ぴょんぴょんと跳ね踊りまくりましょう。
かけ声は地域ごとに違い、青森が「ラッセラー」、弘前は「ヤーヤドー」、五所川原は「ヤッテマレ」となっています。これは、青森は凱旋(がいせん)、弘前は戦いにおける出陣、五所川原は合戦中のかけ声に由来すると言われているからです。
弘前→五所川原→青森の順に参戦するのも楽しいかも!?
ねぶた(ねぷた)祭りの歴史
■ ねぶた(ねぷた)祭りの歴史
ねぶた(ねぷた)祭りの歴史
「ねぶた」「ねぷた」祭りは、旧暦7月7日の七夕の灯籠(とうろう)流しと言われています。
「ねぶた」「ねぷた」(=睡魔)という穢(けが)れを追い払うため、灯ろう・飾り物と一緒に海や川に流す行事だったそうで、語源は「ねむり流し」なのだと!
そして、青森市、弘前市のほか、黒石市、大湊市、五所川原市など地域ごとに特徴のある「ねぶた祭」に発展してきました。
青森市では「ねぶた」と濁音で発音し、弘前市では「ねぷた」と言います。
人形絵ギャラリー
■ 人形絵ギャラリー
人形絵ギャラリー
さて、人形絵は、昔、七福神、童話、歴史的逸話を題材にしていました。
しかし、その時代や流行りから、現在は武者絵や歌舞伎に由来するものが多くなってきています。
意外と慣習にとらわれてないようです。
むむむ・・・
なにっ!
わっはっはー
ジロリ
コノヤロウ !
なんだと!?
やるか!?
金魚ねぷた
■ 金魚ねぷた
金魚ねぷた
金魚ねぷた 「金魚ねぷた」は、ねぷた同様、昔は骨組を竹で作っていましたが、現在は針金で作られています。
昔から「幸福をもたらす金魚」として庶民に喜ばれてきた「津軽錦」と呼ばれる金魚を模ったものです。
ちなみに、子供たちが手に持つ「金魚ねぷた」は、もとても可愛らしいのですよ♪
今年は、ぜひ「はねと」デビュー!!!