そうぶファーム(八街市)
■ そうぶファーム(八街市)
そうぶファーム(八街市)
千葉県北部のほぼ中央に位置し、東京から50km圏内にあり、京葉工業地帯からは20km、成田国際空港から10kmの位置にある八街市、この地の農業は、落花生、にんじん、さといも、だいこん、すいかなど、野菜が中心となっている都市近郊型農業地域です。
この八街市は、意外と過疎が進んでいるらしく、それを逆手に、順次、拡大していきたいと意気込む佐々木さんの顔は、希望に満ちていました。
ニンジン(人参)の効能
■ ニンジン(人参)の効能
ニンジン(人参)の効能
ニンジン(人参)という名は、薬用として用いられるオタネニンジン(朝鮮人参)のことであったといわれています。
薬用というくらいなので、栄養満載で、ニンジン(人参)にはβ-カロチンが多く含まれ、発ガン抑制効果があるとされています。
βカロチンは、植物や動物に存在する色素のひとつで、体内でレチノール=ビタミンAに変換され、ビタミンAには発育促進、目の疲れをとる、肌荒れやしわの防止、粘膜の乾燥を防いで細菌感染に対する抵抗力を高めるなどの効果があります。
ニンジン(人参)の旬
■ ニンジン(人参)の旬
ニンジン(人参)の旬
ニンジン(人参)は、秋冬作物なので10月末から11月勝負で、早めに出荷しないとライバルも増えて販売が難しくなるそうです。
佐々木さんが、いつも苦労しているのは、草取り。今年は草取り軽減のため、太陽熱土壌消毒にて、マルチ期間を長くして草を排除し、今回は効率がよかった(普通は一週間で草だらけ)とのこと。
肥料は、最初に追肥調整し、太陽熱土壌消毒を延ばして、有機混合肥料、窒素性分量を投入しています。現在は、即効性があるため追肥で魚カスを検討中でした。
人参は、収穫まで3ヶ月と短いので、追肥のタイミングが難しいと話をしてくれました。
もともと牛舎で土地も肥えていたので他の地域とは違うかもしれません。
なぜ、ニンジン(人参)を選択したのですか?
理由は、
1.必ず売れるから。
2.八街の土地は適している。
3.八街にはノウハウがもともとあったから作りやすかった。
この土地で、追肥のタイミング、量、撒く時期をうまく行うことが重要で、ニンジン(人参)は、発芽がすべて!と語ってくれました。
ちなみに、春は失敗してしまったそうです。
八街の地を選ぶ
■ 八街の地を選ぶ
八街の地を選ぶ
この土地を見つけるまでは、大変でした。
八街、山武 東金、冨里など、この近辺の地域市役所の農政課に一人であたって探し続けました。
ちょうど、この八街で、家あり、井戸あり、広い土地を取得できたのは偶然。
ニンジン(人参)の神様が与えてくださったのですね。
隣に竹林がありました。
「きれいにすれば、公園のようになりそうですね!?」と訊ねると、「竹林が無くなると四季を通じて気温や風のコントロールができなくなる。」、「なすが日焼けしてしまう。」、「ファームステイなどのとき、竹を切って流し”そうめん”ができる。」などの理由で、そのままにしておきたいそうです。
が、
話の最後に「傾斜がキツいのでチェンソーも大変なんだよなー」と、ぽろっと本音を洩らしていました。
ファームステイ
■ ファームステイ
ファームステイ
現在、ファームステイの受け入れも準備しています。
今のところ知り合い・紹介のみです。
この地に人が増えていくことにはネガティブだが、田舎のない人が田舎と思える場所にしていきたいと、夢のあるお話しをしてくれました。
以前、知人のお子さんがファームステイに来て、畑作業しながら、
「カブをたべるか?」
と聞いたら、
「????」・・・
多くの子供たちは、スーパーの生鮮売り場でしか野菜を見たことがないのでしょう?
カブの全貌を見たことがない!
「何を食べさせるつもり?」
という顔が印象に残ったそうです。
楽しみですね。子供たちは、本当に喜ぶと思います。
加工品、ジュース用などの他販路開拓も検討しているが、現状では、かなり安く卸さねばならない。
もし、B級品レベルで買い取ってもらえるような業者がいたら話をきいてみたいそうです。
今後、日本の消費者が、有機栽培、低薬栽培、国産を選択するようになると思います。
「安全」で「美味しい」「次の世代に引き継げる」生産者をもっともっと発掘し、応援して行きたいと思います。
水も滴るいいおなす♪
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