こさいたろう
■ こさいたろう
こさいたろう
前回の取材から4年目の夏、新たな一歩を歩みだした「こさいたろう」さんから、お便りが届きました。
もともと政治家であった「こさいたろう」さんは、4年前に甲斐駒の地へと移住し、土と格闘しながら栽培技術を学びました。
それも、東京で暮らす間に、子供に「農薬や化学肥料を使わない野菜を食べさせたい」との想いがふくらみ、周囲からも同様な想いが聞こえたからでした。
甲斐駒には、そのような想いに充分こたえられる生産者さんが揃っていました。
ついでに言うと「健康な鶏が産むたまごを食べさせたい」も加わりました。
甲斐駒の平飼い鶏
■ 甲斐駒の平飼い鶏
甲斐駒の平飼い鶏
甲斐駒の平飼い鶏のエサは、 近隣より野菜クズ、跳ね出し野菜、穀物(米、麦)をもらい、エコフィードに努めています 。緑のものをたくさん食べることが旨さにつながっています。
甲斐駒ケ岳からしみ出でる”ミネラル”たっぷりの水を飲んでいます
土の上を自由に元気に走りまわり ゆったりした自然な環境 の中で過ごしています。
世上云われる殻の色(赤い方が良い?)は、にわとりの種類、遺伝によるもので、味との関連は薄いです。
黄身の色(濃い方が良い?)は、餌によるものです。特に黄身は、餌によって色を変えることが出来る訳です。
したがって、黄身の色と旨さに大きな相関関係はないのです。
甲斐駒のたまごは余計なものが入っていないため、必要以上にオレンジ色にはなっていません。
子どもの頃は、黄身の色が濃ければ濃く、殻の色が茶色いたまごが「いいたまご」となぜか信じてきましたが、平飼い養鶏に携わり、そうではないことがわかりました。
4年間の養鶏経験を経て、今は、「にわとりが生活する環境」「にわとりがよく運動していること」「にわとりの食事」が最も大切な要素であると確信しているそうです。
すべて手作りの小屋を走り回る鶏は元気そのもの。餌にも余計なものを入れません。
息子さんは、スーパーのお買い得なたまご、食べなく「ちょっとくさい」というのが理由だそうです。
彼は小学校一年生の時から、お父さんが作業員として働いていた養鶏場の平飼いたまごを食べていたので、違いを感じるようになったようです。
贅沢に育ってしまったとおっしゃっていましたが、理屈を知らない子どもだからこそ、本当の「味」を感じているのでしょう。
にわとりが生きる環境(自由に元気に動き回れる)、食べる餌(余計なものが入っていない)、飲む水(ミネラルたっぷり)がキーポイントだと、三年半、毎日にわとりの世話を続けたこさいさんは確信しているそうです。
甲斐駒・八ヶ岳のめぐみ
■ 甲斐駒・八ヶ岳のめぐみ
甲斐駒・八ヶ岳のめぐみ
同様に、人参やピーマンが苦手だった東京から来た子供たちが、甲斐駒の畑でとれた人参やピーマンは「おいしい!」と言って食べる様子をたくさん目撃しているとのこと。
その子どもたちは「ヘンな味がしない」とか「いつも食べているのと違う」などと伝えてくれ、お米についても、「子どもたちが喜んでたくさん食べます」という嬉しい声を聞くそうです。
お米や野菜をおいしいと言う理由は、平飼いたまごと同じ理由なのでしょう。
農薬なし、化学肥料なし、肥料最小限。その上で、甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳からの「水」、それをたっぷり含む「土」という恵みを受けて、最高の味を生み出しているのだと思います。
実は、とれたて野菜って、なかなか食べられません。ふつうは、収穫して、出荷と流通の都合で保管され、いくつかの仲介を経て初めて、スーパーや八百屋さんの店頭に並びます。ここに至るまでに数日は経過しているわけです。
一方、「甲斐駒の恵み」の野菜やたまごは、できるだけ出荷当日の収穫、難しい場合でも出荷前日に収穫してパッキング、その日のうちに発送するので、翌日にはお手元に届きます。 平飼いたまごも同じです。
「本当においしいものを食べてほしい」と心から願っている農家さんが集まってくれているので新鮮野菜、新鮮たまごをお届けできます。
やっぱり、とれたては美味しいんです。機会あれば、ぜひ、お試し頂きたいと思います。
恋する農園トミーファームは、本物の野菜がもらえるリアル連動野菜育成ゲームです。この野菜を栽培している農家さんをご紹介しています。