白虎隊が眠る飯盛山に行って、幕末に「タイムスリップ」してみよう!

白虎隊が眠る飯盛山に行って、幕末に「タイムスリップ」してみよう!

白虎隊が飯盛山から城へ戻ろうとした時、黒煙に包まれる会津若松城(現、鶴ヶ城)が見えたので自害したと言います。実際、飯盛山からは、城が小さくて見えません。既に疲れ果てていた若者達は、武士として殉ずべき場を探していたのかもしれませんね。




白虎隊、20名の隊士は、飯盛山で自刃や刺し違えたりしました。
このことは、白虎士中二番隊の飯沼貞吉が一命をとりとめ、生き証人として、今に伝えています。

戊辰戦争

1868年(慶応4年/明治元年)から薩摩・長州を中核とした新政府軍と旧幕府勢力が戦った日本の内戦は、1月3日、鳥羽伏見で火蓋が切って落とされました。1868年の干支が戊辰であることで戊辰戦争と言われています。
※西暦年を60で割って8が余る年が戊辰の年です。

この戦争で徳川三百年の歴史は終わりを告げますが、会津は更なる悲劇に陥ることになったのです。

会津藩の悲劇

会津藩は、朝敵の筆頭として新政府軍と戦うことになります。
この時、会津藩の軍制改革で、朱雀・青龍・玄武・白虎(16歳~17歳)の諸隊を設けました。
野戦の初戦は善戦しましたが、越後長岡城(新潟県)や二本松城の落城で、戦況は急速に傾き、8月20日には新政府軍に会津攻撃の命令が下り、8月23日に鶴ヶ城が囲まれ、孤立無援の中で籠城し耐え続けましたが、援軍もない中、昼夜の砲撃にさらされ、9月22日に降伏しました。

『明日よりは何処かの誰か眺むらむ 馴れにし大城に残る月影』
(城を去るにあたって山本八重子が白壁に刻んだ一首)

白虎隊の出陣

8月22日の朝「士中白虎隊2番中隊」に出陣命令が下りました。

会津藩は、当初、猪苗代湖から流れるでる日橋川にかけられた十六橋を落として食い止める計画でしたが、壊し終わらないうちに新政府軍が戸の口集落までせまってきました。

白虎隊は、滝沢村本陣から、戸ノ口の一隊と合流するため、吹きつける風雨に耐え陣地へ向かいましたが、戸ノ口村で新政府軍に包囲されてしまいました。

それにより

「君公を護衛し奉り、城を枕に討ち死にしよう」

と決断し、若松城下を目指すことになったのです。

既に、この時に死を決めつけてしまっていたのだと思います。

引き上げ洞門

引き上げに関し、猪苗代湖から会津へ水を引く洞門があり、白虎隊が戦地から退却するときに、この洞門をくぐりぬけ飯盛山まで行ったと伝えられています。
洞門の長さは200m以上あるそうです。

飯盛山の自刃


そして、飯盛山でみた光景に愕然とします。
鶴ヶ城が炎と黒煙に包まれているように見えてしまったのです。

「今こそ、君公に殉ずべきとき!」

こうして白虎隊の少年たちは、それぞれの思いを胸に、武士として自刃して果てました。

飯盛山で自刃した白虎隊士19名の墓には、今でもたくさんの方々が参拝しに来ていました。

ところで、飯盛山からの城は、本当に小さくて見えません。
城下の炎で城が燃えてると思う気持ちもわかりますが、せめて一人でも年寄りがいれば判断が違っていたかもしれませんね。

逆に、鶴ヶ城の天守閣から飯盛山を見た光景です。
こちらも、また、遠すぎて、どこが飯盛山なのか、よくわかりませんでした。

さざえ堂

さざえ堂の内部では、この飯盛山で自刃した白虎隊士19名の像を安置しています。

さざえ堂は、独特な2重らせんのスロープに沿って西国三十三観音像が安置され、参拝者はこのお堂をお参りすることで三十三観音参りができるという大変合理的なお堂です。

日新館

会津は昔から武道の盛んなところで、小さいころから文武を日新館で学びます。

一、年長者(としうえのひと)の言ふことに背いてはなりませぬ
一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
一、嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ
一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
一、弱い者をいぢめてはなりませぬ
一、戸外で物を食べてはなりませぬ
一、戸外で婦人(おんな)と言葉を交へてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです。

出陣の時の言葉にもあるように、「武士のみち」が、体に染みついていた結果、早すぎる死を選んでしまったのでしょう。

『梓弓(あずさゆみ) むかふ矢さきは しげくとも ひきなかへしそ 武士(もののふ)のみち』


惨劇の若い武士達「白虎隊」を想うと、居ても立っても居られなくなりました。
ということで、今日は、会津の地酒で、白虎隊と酒でも酌み交わしてみようかしらと思う時!



白虎隊って”未成年” !?

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