お稲荷さん
稲荷神を祀る神社を稲荷神社(いなりじんじゃ)と呼ぶそうですが、じゃあ、稲荷神って?
稲荷神(いなりしん)は、日本の神で、稲荷大明神(いなりだいみょうじん)、お稲荷さんともいいます。
ここ、太皷谷稲成神社の御祭神は、宇迦之御魂神(うがのみたまのかみ)で、衣食住の大祖神様、五穀豊穰の神様であり、江戸時代よりは商売繁昌の神様としても信仰されたそうです。
朱色 狐
ところで、どうして稲荷神社に鳥居がたくさんあるか!?ご存知?
理由は、願い事が「叶う(通る、通った)」お礼の意味から、鳥居を奉納する方々が増えたからだそうです。
また、お稲荷さんが朱色で塗ってあるのは、ご存知ですか?
これは、五穀に関わる理由だと考えられていますが、諸説あるようです。
草木や果実が熟すと赤みをおびて 豊年・成熟色を示す。や、木火土金水の五行説から、火は土を生ずる野焼きなどを表す。などがあるそうです。
では、なぜ、狐が居るのでしょう?
実は、狐は、稲荷の神様の神使(しんし)、つまり、神様からのお使いなのです。
「狐」=「おきつねさま」はみなさんの願いを稲荷大神様に届けて、神様からの恵みをみなさんに運んでくれます。
ただ、目には見えません。そのため白(透明)狐=“びゃっこさん”といってあがめられてます。
日本五大稲荷
そして、日本各所にある神道上の稲荷神社の総本社が、京都市伏見区にある伏見稲荷大社です。
伏見稲荷大社 近畿の京都市伏見区
笠間稲荷神社 関東の茨城県笠間市
竹駒神社 東北の宮城県岩沼市
祐徳稲荷神社 九州の佐賀県鹿島市
※海外からの観光客で有名になりました。
そして、最後は、
太皷谷稲成神社 中国の島根県津和野町
稲荷寿司
さて、うんちくを学んだ後は、やはり食ですね(^^♪
もちろん稲荷寿司かな~、賢明なみなさんは既に想定の範囲でしょうか!?
油揚げは、狐の好物がという言い伝えに加え、稲荷神は豊作の神様であることから米を使用した俵型の稲荷寿司につながってます。
背景を知ってから、あらためて食べると格別な味です。
写真は、笠間の稲荷寿司です!